
このページでは、記事だけでは伝えきれない、自分の考え方や視点について少し書いています。何を書いているかだけでなく、どういうふうに物事を見ているのか、その背景も含めて伝えられたらと思っています。
気づいたことの一つは、だんだんと結論そのものよりも、その裏にある流れやパターンに目がいくようになったことです。人の考え方や文化、そして「何が言われているか」よりも「どう言われているか」に興味を持つようになりました。これはこれまでの経験もありますが、普段どう過ごしているかにも影響されていると思います。
これまでに数人の政治家のもとで活動する機会がありました。そこでは言葉の選び方一つで印象が大きく変わり、コミュニケーションも常に意識的に行われています。そうした環境の中で、物事の見せ方や、人が状況によってどのように自分を表現するのかに自然と目が向くようになりました。この感覚は、今の自分の文章や物の見方にもつながっています。
音楽は昔からずっと身近な存在です。2020年、15歳の頃から、毎年聴いたアルバムを記録するリスニングログをオンライン上で続けています。全て英語で書いています。ジャンルや言語、国に関係なく、毎年数百枚にのぼるアルバムを聴いてきます。最初は単純に量でしたが、今は音そのものだけでなく、その背景や文脈をどう感じるかに意識が向いています。このログはあくまで気軽なもので、しっかりした分析や綺麗な英語を書くことを目的にはしていません。基本的には、その時に感じたことを短く書いているだけです。あわせて、国ごとの音楽や年間ランキング、テーマごとのリストなども作っていますが、どれも自分が聴いてきたものを整理し、記録していくための延長にあります。
こうした関心は、映画や本にもつながっています。映画では特にイギリスや日本の作品に惹かれることが多く、なかでも社会をリアルに描くものや、派手さよりも雰囲気や会話で見せる作品を好んで観ています。印象に残るのは、大きな展開よりも、何気ない一言やシーンだったりします。読書では、自伝やノンフィクションを中心に読んでいます。俳優やコメディアンから、活動家、世界のリーダーまで幅広く、さまざまな人の人生や考え方に触れることに興味があります。特定のジャンルというよりは、社会や政治、人の生き方について異なる視点を知ることに関心があります。
視覚的な面では、「あまり注目されないもの」に興味があります。人物のポートレートを描くことが多く、対象は自分なりに意味を感じる公的な人物が中心です。ミスをしても描き直すことはあまりせず、そのまま残すことが多いです。写真では、カラスや街灯、クレーンなど、日常の中にあるものをよく撮っています。一見すると特別ではないものでも、角度や光の当たり方で見え方が変わるところに面白さを感じています。もともとはヒップホップのアルバムジャケットのような写真を意識して撮っていたことが、写真に興味を持ったきっかけでした。今でもその感覚は、構図の考え方に影響しています。
また、趣味としてヒップホップ系のビートも作っています。誰かに見せるためというよりは、自分の中で試したり、表現したりするためのものです。一つ一つの作品には、その時の自分の状態や環境が反映されていて、どこでどんな状況で作ったのかを思い出すことができます。それぞれが、自分にとっての一つの積み重ねになっています。
これらはすべて、文章とは切り離されたものではありません。むしろ、こうした日々の積み重ねが、今の自分の見方や考え方を形作っています。普段はあまり表に出すことはありませんが、聴いたもの、観たもの、読んだもの、そして自分で作ったものが重なって、今の自分の視点につながっています。



